こんにちは!
Belink(ビリンク)のFounder&CEOの吉田和矢です。
さて、7月も終わり、8月がスタートしています。
私は前職の税理士法人時代から毎月の試算表を早く作ることをお勧めしてきました。
そして、試算表を経営に活かすにはスピードが大事と語ってきました。
しかし、私自身会社を作ってからというもの、会計なんて自分で出来るし、規模もまだまだ小さいからお金の流れも把握できるだろうと思って後回しにしてきました・・・(←ダメじゃん・・・)
そこで新規一転、月の最初の土日のどちらかで前月の試算表を作成することにしました。
そして、8月2日に今までの試算表が完成し、いろいろなことがわかりました。
特に私の場合は、経費の管理があまりにもずさんだったことです。
(経費は予算管理ですよ!ってお伝えしているみなさん・・・申し訳ございません。)
現在ほとんどかかる経費なんてないし・・・とタカをくくっていた自分を呪いたいです。
昔からよく言ってました、経費は管理しないといつの間にか増えていくものです。
定期的に試算表(及び元帳)をみて見直しましょう!と。
まさか、自分自身がそんな状態に陥っているとは・・・。
経費には3つの種類があります。変動費、固定費という意味とは別にです。
1.将来の売上をあげるための先行投資(主に広告宣伝や教育費等)
2.経営をするために必要な一般管理費(家賃や光熱費等)
3.ただの浪費
この話を詳しくするのは別の機会として、
私の場合は月々低額でかかる費用に無駄はなかったのですが、変動するモノで特に投資だと思って使っているお金が、予想していたより多くなっていました。
具体的には、お客様や見込みのお客様との会食や、セミナー後の交流会の参加費などのいわゆる交際費、自社の商品レベルをあげるために必要なセミナー参加費や本代、そしてそれらにかかる交通費です。
私のビジネスは広告宣伝等を必要としませんが、自分自身が広告みたいなものです。
目の前のお客様との信頼関係を築くこと、多くの場に参加して人と会うこと、そして自分自身が人のお役に立てる引き出しを増やしておくことが、とても大事でこれが投資です。
なので、単純にかかり過ぎているから減らすという単純なことでもないのです。
ただ、行く必要のない2次会だったり、参加しても意味のなかったセミナーだったりも結果的にはあるわけです。
そういうものを抽出し、経費をどう使うか方針を決定し、予算(目標)設定をしました。
また、いくら投資だからといって無制限に使って良いものではありません。
そんなことをしていては会社はつぶれてしまいます。
そのバランスをとるために、今回使った固定費削減の具体的な手法は
1.総量規制
2.ゼロベース予算作成
です。
詳しくは割愛しますが、試算表を月初に作ることで、早速問題点もわかり、今月から対策をすぐに実行しています。
経営環境はめまぐるしく変わっています。
月末に先月の試算表が出て、1ヶ月前の試算表を見て経営判断をしていては遅いです。
頭の中でわかっているから大丈夫という方も、その感覚が本当に正しいか実際に試算表を出して確認してみましょう。
試算表は遅くとも翌月15日までに出しましょう。
どうしたら、それが出来るか?
まずは税理士さんと相談してみて下さい。
もちろん会社の協力も必要ですので、負担が増えるかもしれませんが、それを差し引いても莫大なメリットがあります。
また、その試算表を基に自分の会社のキーポイントを探してみて下さい。
Belinkの場合は、経費バランス的に多いのは飲食代を含めた、人と会うための費用です。
しかし、これは単純に減らせば良いというものではありません。
なぜなら、事業の根幹を為すのが、人と会い信頼関係を築くことだからです。
それを例えば、交際費なんて贅沢費でしかないんだから一律10%カットだ!とかやっていたら、やはり会社はつぶれてしまいます。
これは経費に限らず、収入もそうです。
収入の柱は何か、そのキーポイントは何か?
今後増やしていかなければいけない収入形態は何か?
などなどです。
ぜひそういう目線を持った管理職、または事業パートナーや、税理士、コンサルタントの方と話をしてみて下さい。
意外な発見があるかもしれません。
では今日はここまでです。