こんにちは!
Belink(ビリンク)の吉田和矢です。
さて、先月の頭にこんな記事を書かせて頂きました。
あなたの会社の毎月の試算表を早く作るメリットはここにアリ!
詳しくは上記の記事に書いてありますが、私たちは第1週の週末に前月の試算表を作成することに先月からしています。
そして、7月までの実績が8月1週に出たので、経費の予算管理をはじめ、予算管理後では初めての月次試算表を作成しました。
ということで、予算管理をやってみて良かった点をまとめてみました。
①固定費予算との誤差がほとんど出なかった
ただの偶然かもしれませんが、なんと8月は合計での経費予算の差額がなんと700円でした!
700円ですよ?700円!予算オーバーだったんですけどね(笑)
いやー本当にびっくりでした。
まあ、ここまでピッタリいくのは珍しいですが、経費の予算を立てたことで、8月中は結構意識してました。
夢を紙に書くのと同じように、潜在意識を含めた意識に働きかけることができるため、効果はかなりあると思います。
私の場合は、前職時代に予算管理を何度もやっていたので、これだけピッタシの数字が出たわけですが、目的は自分が思っている「経費はこれくらいかかるだろうなという予測」と「実際に使った経費の金額」の差と原因を把握して、翌月に活かすことが目的です。
なので、予算なんか管理しても、どうせ合わないから意味がないという気持ちではなく、合わないからこそ意味があると思って、まずはやってみて下さい。
あとで後述しますが、そんな私も総額では700円のズレでしたが、科目ごとにみると大きく予算とずれていて・・・
更に前回の記事に重要経費とあげていた、研修費や交際費などが大きく予測と外れてしまいました・・・。
②経費の総額が前月比25%減に成功
まぁそもそも、7月の経費の金額が多そうだったので、試算表を作ってみなきゃと思い、試算表を作ってみたら、想像していた以上に経費がかかっていて、かなり驚いたので、経費削減目的で予算管理をはじめたので、当たり前と言えば当たり前なのですが・・・
平均と比較しても約20%の削減に成功しました。
よく経費削減を考えるくらいなら売上を伸ばすことを考えろ、とか、経費削減すると売上も減ってしまうとか良いますが、それは経費の一律削減をしようとするからです。
経費は、投資(売上を稼ぐもの)、管理費(家賃や水道光熱費など)、浪費(無駄な飲食代など)にわけられます。
そのうちの、管理費と浪費をいかに減らすかと、投資に関しては小さい予算で同じ効果を得られないかを考えるましょう。
交際費だから浪費ということではなく、自分の会社にとってどの経費が大事かを考える意味でも、経費の実態把握と予算管理は非常に重要です。
その上で、無駄な経費を減らしていきましょう。
③予測と実態の違いがわかった
予測した使っている経費の金額と実態の違いはもちろんですが、その経費の効果の違いまで検証できました。
私たちの業種にとっての営業とは、
士業・コンサルタントのための3つの営業法にも書きましたが、
(1)目の前のお客様に喜んでいただくこと
(2)多くの人とお会いすること
(3)たくさんの情報発信をすること
です。
つまり、ここに金銭的にも、時間的にも力を注いでいかなければいけません。
時間予算も定期的に組んで見直していますが、これはまた違う機会に書かせて頂くとして、金銭的な経費という意味では、1番は研修に参加することや、交流会、セミナーで人と会うことです。
ここに予算を大きく配分していますが、予算を約1.35倍上回ってしまいました。
結果として、予測より1.35倍の売上獲得に貢献出来ていればいいのですが、もちろんそんなことはありません。
それでも、将来につながれば良いのですが、特定のお客様との食事が非常に多く、セミナーや交流会にはほとんど参加出来ていませんでした。
このへんがわかったことは、最大の収穫でした。
技術的に会計ルールに組み込んで、予算を更に細かく組むとともに、行動としても何回セミナーに行く等のルール作りをしていこうと思います。
編集後記
予算を作ることはそれほど難しいことではありません。
にも関わらず、効果は絶大です。
しかし、専門家に丸投げしても形だけのものしかできないので、経営者や幹部の危機意識が非常に大切です。
どの経費が会社に貢献しているのか、逆に無駄なのかをわかるのは会社の内部の人間です。
いかに手間と時間とコストをかけずに予算管理をできるかを丸投げではなく、専門家と相談しながら作ってみてはいかがでしょか?
経費というのは、1度見直しをしても、知らない間に増えていってしまう恐ろしいものです。
定期的に見直しをしないと会社を潰す原因になりかねません。
ぜひ、この機会に検討してみて下さい。