こんにちわ!
Belink(ビリンク)の吉田和矢です。
今回の内容は過激なタイトルですが、まさにタイトルのとおりです。
年に1回、決算のときに決算書や試算表をみて一体何の役に立つのでしょうか?
例えば、今は2014年10月ですが、2014年9月の試算表を10月末や11月初旬に見て、どのくらい役に立つのでしょうか?
それより遅いなんていうのは、もうすでに論外です。
まだまだ多くの中小企業が、経理業務に人件費をかけ、税理士さんに報酬を払い、コストをかけて試算表や決算書を作っているのに、経営には全く活かすことが出来ず、税務署や金融機関に提出するためだけに作っていることを、歯がゆく思います。
ただでさえ、ヒト、モノ、カネ、情報のすべての経営資源が少ないにも関わらず、コスト(ヒト、カネ、時間)を自社の役には全く立てることのできない決算書や試算表の作成に費やしている余裕があるのでしょうか?
良くて、決算書や試算表を見て、あの頃はこんなことがあったよねーと振り返るだけにしか使われていません。
その原因は2つあると思います。
①経営者、経営幹部が財務に弱い
財務に弱いというか、数字と言われるだけで苦手意識を持っていらっしゃる方が多いと思います。
わからないからこそ、財務会計は机上の空論で現実とは違うよなんていう言い訳をいう方も多くなっています。(一理ある部分もありますが)
会社を経営することに比べたら、出来上がった数字を読むことなんて非常に簡単なことです。
食わず嫌いをせず、正面から取り組んでみれば、あっという間に理解できるようになります。
②決算書や試算表が出来上がるのが遅すぎて、参考にならない
今の時代は変化が非常に激しい時代です。
先ほどの話ではありませんが、9月の試算表を1ヶ月後、2ヶ月後に見ていたんでは遅すぎます。
そもそも、1ヶ月の経営結果をすぐに見たいと思うのが普通ではないでしょうか?
それがいつの間にか、経理の方や税理士さんに言われ、試算表を作るのには時間がかかるものと思い込んでいるのではないでしょうか?
もちろん、1円単位まで正確にやろうとしたら、時間はかかります。
しかし、試算表を経営に活かすのであれば、規模にもよりますが、100万円単位、または10万円単位くらいで数字がわかれば良いはずです。
1円単位の正確さよりも、大雑把な把握をして、試算表を見た次の日からの経営に活かすほうがよっぽど有意義です。
ちなみにBelink(ビリンク)では、翌月の最初の週末に処理をするようにしています。
→あなたの会社の毎月の試算表を早く作るメリットはここにアリ!
という2つの記事を書きましたが、おかげ様で本当に成果が出ていて、2ヶ月連続で予算との誤差は1%程度です。
編集後記
今、財務でお手伝いさせて頂いているお客様のほとんどで、まず試算表を早く作ることに取り組ませて頂いています。
3段階の目標をおいていて、まずは翌月15日までに試算表を出すこと、それが出来たら、次が翌月10日までに試算表を出すことです。
そして各々において、税理士さんのチェックが行われても100万円以上の誤差がないことに取り組んでいます。
もちろん顧問税理士さんと相談しながら進めていく部分もありますが、概ね3ヶ月で翌月15日まで、6ヵ月で翌月10日までに試算表ができるようになります。
もちろん、お客様の協力は必須です。特に最初は経営者の方にも時間と労力を使って頂いています。
そして、それと並行して、その試算表を使って一緒に前月の振り返りをしています。(またこの辺は別の記事に書いていきます。)
しかし、繰り返しになりますが、試算表が出るのは翌月末日、かつ、税理士のチェックはテキトー、私がざっと見ただけでも〇百万円単位の間違いがあるという会社も多くあります。
だからこそ、ありがたいことに私にも仕事があるわけですね(笑)
1社でも多くの会社が、試算表や決算書などの会計資料を、経営に有効活用できるようにお手伝いしていきます。