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経営に関すること

陽明学「知行合一」に学ぶ経営 PDCAサイクルこそ成功の秘訣??

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こんばんは!
Belink(ビリンク)の吉田和矢です。

私の好きな考え方に「陽明学の知行合一」という考え方があります。

Wikipediaによれば

陽明学(ようめいがく)とは、中国の明代に、王陽明がおこした儒教の一派で、孟子の性善説の系譜に連なる。陽明学という呼び名は明治日本以降広まったもので、それ以前は王学といっていた。また漢唐の訓詁学や清の考証学との違いを鮮明にするときは、(宋明)理学と呼び、同じ理学でも朱子学と区別する際には心学あるいは明学、陸王学ともいう。英語圏では朱子学とともに‘Neo-Confucianism’(新儒学)に分類される。

陽明学の始祖:王陽明
王陽明

というルーツであり、その中の「知行合一」という考えは同じくWikipediaによれば

良知の有り様(1)。ここでの「知」(良知)とは端的に言えば認識を、「行」とは実践を指す。陽明学に反感を持つ朱子学者や日本では誤解され実践重視論として理解されたが、これは本来の意味からずれた理解である。心の外に理を認めない陽明学では、経書など外的知識によって理を悟るわけではない。むしろ認識と実践(あるいは体験)とは不可分と考える。たとえば美しい色を見るときのことを例に取ると、見るというのは「知」に、好むというのは「行」に属す。ただ美しいと感じてその色を見るときには、すでにして好んでいるのであるから、「知」と「行」、つまり認識と体験とは一体不可分であって、両者が離れてあるわけではないと王陽明は説く。また「知は行の始めにして、行は知の成なり」とする。これが「知行合一」である。道徳的知である良知は実践的性格を有し、また道徳的行いは良知に基づくものであって、もし「知」と「行」が分離するのであれば、それは私欲によって分断されているのだ、とする。朱子学では「知」が先にあって「行」が後になると教える(「知先行後」)が、「知行合一」はこれへの反措定である。

と定義されています。

つまり、語弊を畏れずに簡単にいえば、知(=知識)は行(=行うこと)ではじめて自分の身になるものであり、本を読んで学んだだけ(=知)では身につけたことにはならないし、ただ体験した(行)だけでは同じく身につけたことにはならないということです。

どちらも良くある話ですが、経営の現場でよくあるケースは2つのパターンです。

前者は、本を読んだり、セミナーに出たりして学んだ気にはなるものの、何も実行せず、結局何の役にも立てられていないケースです。

後者は、たたき上げの社長に多いのですが、過去にうまくいった事例に固執するパターン及び、常に何か事例はあるのかを気にするケースです。事例はあくまでも事例であり、原則ではないということがわかっていないということですね。

私は知行合一という言葉が好きなので、気をつけていることが2つあります。

1つは、本を読んだり、セミナーを受けたりした時は必ずそこから何を学ぶかということを考えるより、この中で自分自身が今日から実践できるものは何かを意識しています。

もう1つは、何か新しいことをはじめる場合には、関連する本を5冊前後、多い時は10冊くらい読んでから仮説を立てて始めるようにしています。

特に後者は、私が尊敬する経営者の1人である、星野リゾートの星野佳路社長の著書である「星野リゾートの教科書」の影響が多大にあります。


星野社長が実際に星野リゾートの経営において参考にしてきた本が紹介されていて、それに対し実際の星野リゾートの事例も載っていて、参考にしてきた本(=知)、事例(=行)なので大変参考になります。
また、事例はあくまでも事例で、それは成功したけど”例外”であるものが紛れていて、原則ではないということもよくわかります。

さて、本題に戻り、PDCAのサイクルを徹底的にすることこそ、「成功の法則」だと私は思っています。

本を読み仮説を立て戦略または戦術を考える(PLAN=計画)、実際にやってっみる(DO=実行)、計画と実績の差を確認する(CHECK=チェック)、そして計画に修正を加える(ACT=改善)です。

PとA、つまり計画と改善の段階で、知である原則論に戻り、DとCつまり実行とチェックの段階で行である実践をする、この繰り返しこそ知行合一の1つの形なのではないかと、最近気づきました。

もちろんPDCAサイクルを何回も諦めずに続けているだけでは、ひらめきや才能のある人とは成功するまでのスピードに差がでてしまうかもしれません。
でもスピードの違いこそあれど、間違いなく諦めずにPDCAを繰り返せば成功に1歩ずつ近づきますし、意外と短期間で成功してしまうより、自分自身の財産になるのではないかと思います。

厳密に言えば期間というよりはPDCAの繰り返した回数ですね。
1回の仮説で成功してしまうより、100回の仮説を試行錯誤繰り返して1回成功したのでは、同じ成功でも価値が違うと思います(後者のほうが財産になるんじゃないかなーという個人的な意見です。)
但し、1ヶ月で成功した人と1年かかって成功した人とでPDCAの回数が同じなら、前者のほうが・・・

最近いくつかのことを仕掛けていて、まだまだ花咲いたというものはないですが、少し芽が出てきたなと思うものとこれはダメだなと思うものにわかれてきました。
意外なのは、事前の予測とは結構違うということです。やってみなきゃわからないということを身をもって体験しています。
だから毎日が驚きと発見です。

たまにとんでもなく不安に襲われたりしますが、自分で計画を考えて、バシっとその通りいった時の快感や、全くうまくいかなくて改善に改善を重ねてもダメだった時の悔しさなどなど、毎日刺激的で楽しくもあります。

ここ数日で結果が出てきた仕掛けが当初の予想と違って意外と軌道に乗りそうなので、こんな内容で書かせて頂きました。

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