財務・人事・WEBを中心とした中小企業のトータルサポートならBelink(ビリンク)

経営に関すること

単発案件と継続案件のどちらをあなたは経営者として選びますか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

久々の更新ですが、久々に書きたいことがあったので更新します。
中小企業の経営サポートをしているBelinkの吉田和矢です。

まあタイトルのままなのですが…

ビジネスを選ぶ4つのポイント

誰が言い出したのかは知りませんが、商売を選ぶポイントとして、

①粗利益率が高い商売
②在庫を抱えない商売
③初期投資の少ない商売
④リピート率の高い商売

の4つが大切だと言われています。

私も前職時代に、「鉄砲を売るより鉄砲玉を売る商売」をすることが大切だと教えてもらってきました。

そのため自分自身が独立した時も迷わず毎月収入が安定する事業を選びました(デメリットは急成長できないことですが…)

こんな案件があったらどうしますか?

今回こんな案件がありました。(守秘義務の問題もあるので、実例とは変えている部分がありますので、話が矛盾している部分があってもご容赦ください)

ある事案のノウハウを販売して欲しいというお客様がいたのですが、ノウハウの売り切り販売だと約500万円程度の案件です。

しかし、私個人の考えはノウハウを販売しても絶対にうまく行くわけがないので、コンサルをつけて初期費用なしの月額10万円で継続的に案件のサポートをしたほうがお客様のためにもなるし、自身の収入も安定するので良いと判断しました。

ところが、この話を別事業をやっているパートナーに話したところ…

「私だったら売り切り販売500万をとる」

と言われてしまいました。

お金の回収は早く、そして再投資をする

その方の考えは500万円もらえれば、次のビジネスに投資できるという考え方でした。

もちろん、コンサルであれば毎月継続して手間がかかるし、売り切りであれば数ヶ月のサポートで済むという考え方もあったようです。

しかし、何より継続案件でやると500万÷10万=50ヶ月(4年と2ヶ月)かかってしまうことがネックのようでした。
(500万円も月10万円も仮の金額ですので、ツッコミは入れないでください)

もちろん分割払いなしの売り切りで対応すべきと力説されました笑

確かに商売では、お金を早く回収して再投資し、更にお客様に喜んでいただける商売や仕組みを作り上げるというのが基本だと思いますので、「なるほど!!」と思いました。

継続案件のメリット!

それでも売り切りと違って継続してサポートできるということは、中小企業の経営をサポートするというBelinkのビジョンに最もあっていると思います。

売り切りで後は知りませんなんていう無責任なことはできません。

お客様の本気度にもよりますが、本当は成果報酬でもいいくらいだと思っています。
成果が出せる自信がないものを売っているつもりはありませんので。。。(ただ、無料だとお客様自身がやる気を出してくれないケースが多いので現在はやっておりませんが・・・)

そういう意味ではコンサル付きの継続案件でやったほうが、やりがいもあるしお客様のためにもなるのではないかな?と思います。

また、長い付き合いになれば信頼も得られる可能性が高くなりますし、4年以上サポートが続く可能性、また別の仕事をいただける可能性もあります。

そんな感じのことを、その経営者の人に話したら、

「じゃあ、500万円先にもらって4年サポートもしくはコンサルつければ良いと思うよ。で、その500万円で別のビジネスに投資しよう!」

と言われてしまいましたが…

継続するビジネスプラン

編集後記

「鉄砲を売るより鉄砲玉を売る」「足し算の商売ではなく、かけ算の商売をする」とずっと言われ続けてきたので、それが絶対に正しいと思っていました。

むしろ、足し算の仕事をいかにかけ算にするかばかり考えていました。

例えばホームページの制作にしても仮に50万の案件でも20万で作って月額2万円のサポートをいかにつけるかみたいな感じです。

そういう意味で今回の話はそういう考え方もあるのか!と気づきをもらえたので、ブログにも書いてみました。

借入をするのも回収を早くするのも、資金の投資を効率化するためです。
その考え方からすれば、高額の案件は単発で販売して、その資金を再投資するというのもありなのかもしれません。

でも、私は継続サポートこそお客様のためになると思っていますし、自分自身の仕事のやりがいでもあるので、Belink(ビリンク)の事業では継続サポートを続けていきます。

最近、無料単発相談の案件も増えていますが、経営は生ものですので、継続していない案件には責任を持ってお答えすることができないと思っています。

もちろん、はじめてのお客様は私がどんな人かわからないと思いますし、本当にお金を払う価値があるのかわからないと思うので、無料で相談は承ります。

しかし、困った時だけお金を払うので相談に載ってほしいというのは断固お断りします。
毎月キチンとお会いして、過去と未来へのビジョン、そして現状を知らなければ、お役に立てる仕事ができないと思っているからです。

ということで、これからも継続案件を中心に仕事をしていきます。

願わくば、一生のお付き合いになれるような経営者と仕事がしたいものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

良い商品・サービスを作ればお客様が自然と増えるという幻想
創業期(スタートアップ期)の起業家は一勝九敗ではなく、一勝九十九敗を目指せ
起業時に苦労する6つのことを読んで自分の起業時を考えてみた
情報商材に学ぶ集客・販売・マーケティングの基本
陽明学「知行合一」に学ぶ経営 PDCAサイクルこそ成功の秘訣??
経営の勉強をするのに参考にしている無料YouTubeを3つ紹介します。
金持ち父さん貧乏父さんから学ぶ経営ステージとその悩み
中小企業経営者はAKBを目指せ
海外ビジネスの重要性、「日本」に偏ることのリスク
差別化の一番簡単な方法は異業種からパクること
士業・コンサルタントのための3つの営業法
ラーメン屋から学ぶ大切なのはお客様が感じる価値
士業・コンサルの契約が1週間で3件決まって気づいた、業界の常識に囚われることのデメリット
中小企業の価格競争参入は間違い?フロントエンドとバックエンドの使い方。
経営で起こる「無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり」

コメントを残す

*